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歯科医院の処置室

レーザー治療

Laser

低侵襲なレーザー治療

歯科業界に治療機器として炭酸ガスレーザー登場して20年以上が経ちました。

メスが電気メスに進化したのと同じように、治療機器の進歩により炭酸ガスレーザーは誕生しました。

 

レーザーの登場により、歯周病治療での軟組織処置がより効果的に行えるようになりました。

 

その有用性から、昨今は保険診療での算定、加算が認められ、当院でも積極的に保険治療の中で利用しています。

低侵襲の治療が可能な歯科用レーザー

歯科用レーザー(炭酸ガスレーザー)は、歯科及び口腔外科疾患に対する軟組織の「止血・凝固・蒸散・切開」を目的に仕様設計されています。

レーザー治療の最大のメリットは、患者さんの負担を抑えやすいことです。


レーザーによる歯周病治療は血液の凝固作用により出血を抑えられ、ピンポイントな照射が可能なことで痛みを少なく治療することができます。

 

また、音や振動が少ない点もメリットです。


お子さんや、歯科治療中の削る音や振動が苦手という方にとっては、治療時のストレスを軽減できます。

出典)株式会社ジーシーより引用

https://www.gcdental.co.jp/nagomi/index.html

レーザー治療の適応について

1. 歯肉の切開・切除

炭酸ガスレーザーは、歯肉の切開や切除に非常に適しています。レーザーの光は水分に吸収されやすく、患部をピンポイントで蒸散させるため、出血を抑えつつ迅速な治療が可能です。さらに、治療後の治癒が早く、感染リスクも低減します。歯周病治療や、歯肉の形態修正などで効果を発揮します。

2. 歯周ポケットの除去

歯周病による深い歯周ポケット内の炎症組織に対し、炭酸ガスレーザーで蒸散させることで、ポケットを浅くし、炎症を軽減できます。メスを使わないため、痛みが少なく、治癒が早いのも特徴です。再発予防にも効果的です。

3. 口内炎の治療

口内炎の患部にレーザーを照射すると、痛みを軽減し、治癒を促進します。短時間の処置で、すぐに痛みが和らぎ、患部の治癒が早まるため、日常生活への影響を最小限に抑えられます。

4. インプラント周囲炎の治療

インプラント周囲炎の炎症部位に炭酸ガスレーザーを使用することで、細菌を除去し、炎症を抑えます。非接触治療のため、インプラント自体にダメージを与えず、効率的に感染部位を治療できます。

5. 歯茎の黒ずみ除去(メラニン除去)

喫煙や遺伝による歯茎の黒ずみ(メラニン色素)を、炭酸ガスレーザーで除去します。治療は短時間で済み、出血もほとんどなく、歯茎の健康的なピンク色を取り戻せます。

6. 知覚過敏の緩和

知覚過敏の原因となる歯の象牙細管をレーザーで封鎖し、刺激の伝達を防ぎます。麻酔の必要がなく、短時間の治療で痛みの緩和が期待でき、日常の食事や飲み物の影響を受けにくくなります。

7. 根管治療(感染根管の消毒)

根管治療では、感染した歯髄を除去した後、根管内の細菌を徹底的に除去する必要があります。炭酸ガスレーザーを用いることで、根管の奥深くまで殺菌でき、再感染のリスクを低減します。従来の方法よりも短時間で、治療効果が高まります。

8. 小帯切除

唇や舌の裏にある「小帯」が短い場合や位置が悪い場合、歯並びや発音に影響を及ぼします。炭酸ガスレーザーでの小帯切除は、メスを使わないため出血が少なく、痛みも軽減。治癒も早く、日常生活への影響を最小限に抑えます。

9. 口腔内の腫瘍や嚢胞の除去

口腔内の小さな良性腫瘍や嚢胞をレーザーで切除することで、出血を抑えながら安全に治療が行えます。術後の痛みも少なく、傷の治りが早いことが特徴です。

10. 矯正治療における歯肉整形

歯列矯正中や矯正後に、歯肉の形が不揃いな場合、炭酸ガスレーザーで歯肉を整えることができます。審美性が向上し、より美しい仕上がりを実現します。短時間で処置でき、治療後の腫れや痛みもほとんどありません。

11. 親知らずの周囲の炎症(智歯周囲炎)

親知らずが一部埋まっている場合、その周囲に炎症が起きることがあります。レーザーを用いて炎症部分を治療することで、腫れや痛みを抑え、炎症の再発を防ぎます。治療は短時間で、麻酔の必要もほとんどありません。

12. 歯肉の退縮部位の治療

歯肉が退縮して歯根が露出している部分にレーザーを照射することで、歯肉の治癒を促進し、再生を助けます。知覚過敏の緩和や、歯肉の健康回復にもつながります。

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